2020年2月5日水曜日

2020シーズン戦力分析2~SC相模原、カターレ富山、YSCC横浜~

〇SC相模原

監督は三浦文丈監督が引き続き指揮を執る。
19シーズンは上米良や田中雄大など新しい力が誕生する等明るい話題もあったが、シーズンを通してなかなか安定的に勝ち点を獲得できなかった。
今年は岐阜で活躍したGKビクトルや、夛田と和田(秋田)、星(福島)、清原(金沢)、窪田(群馬)、才藤(富山)、三島(熊本)ら主力級の選手を獲得。
また、助っ人外国人としてユーリとホムロを獲得した。
FWは全員入れ替わった形だ。
大卒選手の獲得も多くあり、即戦力と若手の戦力をバランス良く取っている印象。
スタメンの座を勝ち取ったGK田中(秋田)や川上(徳島)、ジョンガブリエル(鹿児島)、ジオヴァンニらがチームを去ったが、全体的にはかなり戦力の上乗せをできたのでは。
ただし、相模原が積極的な補強で周囲を驚かすことはこれまでは結構あったので、大事なことはチームが一つとなって戦えるかどうかだと思う。
首都圏に近いチームなので選手の獲得が比較的容易なのは本当にうらやましい限りだ。

〇カターレ富山

安達監督が引き続き指揮を執る。
19シーズンは後半戦で怒濤の追い上げを見せ、もしかすると昇格圏に入るかというところまでいった富山。
今年は昇格を見据えての補強となっている。
松原(長野)、林堂(愛媛)、武(福島)、戸高(町田)、田中(甲府)、宮城(川崎)とこれはなかなか凄い選手を揃えてきた。
また、大卒からは天皇杯で活躍した法政から末木と松澤の二人のコンビが来てくれたのはかなり大きい。
それに加え、新井や白石が抜けたものの、去年活躍したメンバーが残留しており戦力の上乗せとしては相当なものだと思われる。
ただし昨年の得点数は昇格してもおかしくない数字だったが、失点数が多いことで勝利を逃した試合も多かった。
DFの補強が少なかったのは得点力で状況打破するという監督の判断なのだろうが、攻撃偏重の補強がどう出るか。
FW陣としては髙橋・大谷・武・松澤など、かなりやれそうな選手ばかりなので、監督が自信を持つのも頷ける。
上手くいけば間違いなく昇格筆頭候補。

〇YSCC横浜

シュタルフ監督が引き続き指揮を執る。
毎年選手を育てては引き抜かれることを繰り返しているが、次から次へと新しい若い選手が育つという素晴らしいチームになっているYS横浜。
今年も進(群馬)、浅川(熊本)、奥田(水戸)ら得点力を牽引した選手たちが去ることになったが、きっとまた良い選手が育ってくるのだろう。
YSの最大の強みはそこにあると思う。
選手の獲得も、Jチームからはなかなか声がかからなかったが、磨けば輝く原石を受け入れている。
即戦力としては、大内(横浜FC)、谷(台中)、花房(琉球)、池ヶ谷(鳥取)、宮本(水戸)らが加入している。
また、高知中央高校のオニエは高いポテンシャルがある気がする。
クラブとして指揮官を選ぶ目も確かで、有馬監督、樋口監督らも退団した後も活躍している。
シュタルフ監督もいずれはもっと上の舞台で活躍するのではないか

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