2020年2月4日火曜日

2020シーズン戦力分析1~ヴァンラーレ八戸、いわてグルージャ盛岡、福島ユナイテッドFC~

2020シーズンの各チームの編成もだいぶ落ち着いてきました。
例年通り、ライバルチームたちの戦力を考えてみます。

〇ヴァンラーレ八戸

昨シーズンは昇格して1年目のシーズンだったが、JFLからの勢いそのままに中位で19シーズンをフィニッシュ。
堅実な手腕で手堅く勝ち点を獲得していた大石監督が残念ながら1年で退任。
代わりに4シーズンJFL・MIOびわこ滋賀の指揮を執った中口監督が就任した。
選手は小牧(鳥取)、三田(長野)が移籍した以外は主力はほぼ残留させることに成功。
大卒やJFLの有力選手を獲得するという八戸らしい手堅い補強をしている印象。
J3昇格から着実に力をつけている。
全体的には戦力を落としてないが、戦力の上乗せもそこまで大きくないかも。
昨年のJFL新人王の安藤翼(ホンダロック)に期待がかかる。
昨年のようにチーム一丸となって上位を目指す。

〇いわてグルージャ盛岡

いわゆる”NOVAマネー”で今季は積極的に選手を獲得している岩手。
苦しい環境の中で孤軍奮闘していた菊池監督が退任後、京都や町田を率いた秋田豊監督が新監督として引き継ぐ事となった。
秋田監督のつながりで下畠・牟田、森下(磐田)、藤井(町田)など実績のあるDFを獲得。
FWでは2015年にJ3を震撼させた岸田(山口)、MFには小谷(秋田)、後藤(甲府)ら実力者を備える。
岩手は海外経由している日本人選手を過去にも獲得しているが、今年もこういった経歴を持つ大谷と佐々木が加入した。
大卒では元鹿島ユースの色摩
そして未知なのが、ヴァンデルソン、モライス、モレラトのブラジル人トリオ。
彼らがどれだけ即戦力としてできるのかも順位を決めそうだ。
一方で、鈴木達也、福田、梅内など苦しいときにチームの下支えとなっていた選手たちが去ることになったのは寂しい限り。

ブラジル人や上のカテゴリーから来た選手が多く粒ぞろいではあるが、不確定要素は現場から離れて久しい秋田監督。
J3は監督の力量が大いに関係してくるリーグなので、秋田監督の手腕によって左右されるかも。
岩手をひとつにまとめられるか?!
神戸のように景気の良い話題でJ3を盛り上げて欲しい。

〇福島ユナイテッドFC

監督は昨年に引き続き松田監督が指揮することになったが、今シーズンは主力の選手の移籍が相次いだ。
堀田(湘南)、星(相模原)、輪笠(秋田)、武(富山)と福島で主力を担ってきた選手たちがいなくなる。
代わりに大卒選手やローンで若手選手中心の補強。
最近は大卒選手やローン移籍の選手を育てて、育ってきたところで他クラブに引き抜かれるというサイクルが定着してきているような気がする。
ただし、秋田にとっては毎年苦戦を強いられているライバルでもある。
東北のクラブらしく、どんな選手構成であろうとしぶとく簡単には勝たせてくれない戦力はそろっている。
若手の中から新たな中心選手が出てくるのか注目だ。
特に橋本(法政)、トカチ(湘南)、福島(湘南)、青山(びわこ成蹊)、ファンティーニ(鳥栖)、渡辺(町田)らに注目。
特に、GKは3人とも20歳そこそこの選手なのでこの中から誰が今後活躍するのか楽しみだ。

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