2015年1月22日木曜日

J3チーム戦力俯瞰~藤枝MYFC、FC琉球、福島ユナイテッド~

はい、のらりくらりと第2回目



○藤枝MYFC

こちらも秋田と同様、監督が昨シーズンで退任し、S級ライセンスを取得したことで大石ヘッドコーチが内部昇格で監督になるようだ。

去年の主力はほぼ残留

ストライカーの17得点の大石はどこかに移籍するかもという噂があったが、残留を決めたようで、手ごわい相手になりそうだ。

新戦力としては、なんといってもツエーゲン金沢から来た越智

秋田サポならこの選手の名前は誰もが知ってるはず。

13年に八橋ホームで見事なフリーキックを決め、アウェイでもCKからこぼれ球を綺麗に決められた「秋田キラー」だから。

その他には東大卒のMF添田、ガンバ大阪から期限付きで小川の2人を獲得している。

藤枝が伝統的に苦手な秋田としては、着実に戦力アップしてきた藤枝は脅威になるはず。



○FC琉球

昨年は勝ち点が同じながら、得失点差で秋田に上回れなかった琉球だが、今年は薩川コネクションで大幅な戦力UPができそうだ。

昨年の主力は、レンタル加入していた青木以外は概ね残留

新戦力として、長野から薩川チルドレンの松尾、田中、藤井、川邊が加入

秋田からも惜しまれつつ藤井が琉球に行っているが、この4人の活かし方は薩川監督が一番良くわかっているはずで、非常に怖い。

東京国際大学(関東1部)からFWの才藤、GK今野、拓殖大学(関東2部)からDF菊野を獲得

福岡から沖縄出身のMF金城
栃木ウーヴァや盛岡で活躍したDF川里を東京23FCから、
DF西田を沼津から、
MF岩淵を山口からと、
かなりの選手が新戦力として加入している。

監督の手腕で大幅な強化になるか注目のチームになりそう。



○福島ユナイテッド

昨年は時崎のロスタイム引退弾で琉球に劇的勝利してシーズンを終え、有終の美を飾り勢いに乗りたい福島

今年はJ1神戸から、地元福島市出身のDF茂木の電撃移籍で幕を開けた。

まだまだJ1、J2でやれる選手だと思っていたし、地元福島市の英雄なだけに地元の盛り上がりもどんどん上がっていくのではないかと思う。

昨年の戦力としては、福島を支えてきた功労者がチームを去った。

MF益子(盛岡へ禁断の移籍w)やFW小林が契約満了し、FW久野が地元静岡のHonda FCへ移籍、

また、札幌へレンタルバックのMF堀米など、若干の移動があった。

福島はJ2クラブ等からのレンタル移籍を活用していたので、レンタルバックが多めになっている。

新戦力としては、湘南からレンタルで来ていたDF村岡が完全移籍で獲得
その他にMF福岡(湘南・レンタル)、MF前田(湘南・レンタル)を獲得している。

加えて、以前金沢にも在籍し、札幌からタイで経験を積んでいた、FW横野が完全移籍で、鳥取を契約満了した経験値の多いDF戸川も獲得している。

FW横野は2012年に西目で金沢と対戦した時、クロスを上手く併せて2-1とされたのを間近で見ており、生粋のFWらしいシュートが鮮明に記憶に残っている。

昨シーズンは、豊富な運動力とテクニックの絶妙なバランスを併せ持つ福島に上手い事試合を持っていかれ、一度も勝てなかった秋田だが、今年は更に手ごわい相手になりそうだ。



こうして書いてみても、各クラブが確実に戦力アップできる手堅い補強をしており、昨年以上の競争の激しいリーグになりそうだ。

おそらく、J3を余裕をもって勝ち抜くには、相当の強化費が必要になってくるだろう。

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