○SC相模原
昨シーズンはなかなか上手くいかないシーズンであったようだが、それでもリーグ中位の座を守ったのはさすが。
元日本代表の高原を獲得すると、観客動員も伸び、J3でも屈指の動員を誇る人気クラブとなった。
監督も交代となり、佐川印刷SCで指揮を執っていた辛島監督が就任した。
秋田とは違いシーズンが終わり早くも12月にも監督が決まったが、主力の退団と移籍もあった。
相模原をここまで支えてきた、FW松本・FW鈴木淳・MF佐野が契約満了
不動のレギュラーであり、相模原の快進撃に中に常にあったMF菅野が長野に移籍することになった。
しかしながら、チームに残った曽我部、トロ、天野らが契約を更新した。
また、高原は期限付きではなく、完全移籍で相模原に残留することになり、今季も人気の下支えとなりそう。
新加入としては、名古屋などに在籍していたMF須藤、東京ベルディや川崎で活躍したMF森、清水からレンタルでFW樋口、札幌からレンタルでFW工藤、FC岐阜よりFW井上、横浜FCユース上がりのMF黒木を獲得している。
新しい監督を迎えてのシーズンとなるが、昨年の選手が概ね揃っているので、監督の手腕が試されるだろう。
○グルージャ盛岡
昨年の活躍の原動力となったFW土井が長野に移籍し、中盤でゲームを見事にコントロールしていたMF富井も契約満了
新戦力として獲得した選手をみていると、盛岡の試合の特徴であるフィジカルの強さのある選手と、空いたスペースに走り込むスピードある選手、非常に明確な補強をしているように思った。
福島からMF益子、鳥取から身長185cmのMF谷村、177cmの住田、そしてMF森
福岡からDF畑本、佐川印刷からGK田端、鹿児島Uから主力の180cmFW谷口、富山から184cmDF木村、JSCからGK花田、鳥取等で活躍したMF小井出、福井から190cmFW阿部を獲得している。
テクニカルな中盤を支える部分を担う選手以外は、180cm以上の巨人を獲得し、フィジカルでは圧倒しようという意思が感じられる。
テクニックとスピードを生かした攻撃をしないと、盛岡から勝つのは難しいかもしれません。
かなり怖いチームになる気がしています。
○ガイナーレ鳥取
昨年は海産物で稼いだお金を資本にフェルナンジーショとハマゾッチの補強を行い、後半戦では怒涛の追い上げを行ったが、残念ながらあと一歩J2昇格に届かないシーズンになった。
松波監督は留任し、オフシーズン早々にフェルナンジーニョ、廣田、安藤、馬渡らが契約更新発表
FWハマゾッチ、MF倉貫、FW岡本、GK小針らが契約満了になった。
なぜか契約満了になったこれまで選手の多くは盛岡に流れていった。
新加入としては、長野からMF畑田、長野からDF川鍋、同志社大からMF宮本、大阪産業大からMF林、大阪経済大学よりMF奥村、関西大よりDF秋山が加入
鳥取は経営状態が非常に厳しいと巷では言われているが、確かに、強化費の節約に配慮している補強にみえる。
しかしながら、怪我するまで大活躍だった馬渡と、後半戦で快進撃を支えたフェルナンジーニョがいるので、攻撃力は十分あるチームになるだろう。
昨年、守備では鉄壁を誇ったが、得点力不足がチームの成績を押し下げた感があるので、そこが強化ポイントになるのだろうか。
相模原は首都圏のチームらしくJ1~J2チームの選手をレンタル移籍を使いながら補強
盛岡は明確なコンセプトの中で選手を選考し、カテゴリにこだわらない選手を獲得
鳥取は強化費に配慮しながら、同じJ3内からの獲得と大卒を交えての補強
おそらくJ3の中位から上位を狙うであろう3チームだが、無理な補強はせずに的確な補強を目指していると感じた。
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