2019年1月24日木曜日

ライバルチーム分析~ガイナーレ鳥取、カマタマーレ讃岐、ギラヴァンツ北九州~

○ガイナーレ鳥取

去年はレオナルドの移籍で最下位だった一昨年から大躍進した鳥取。
有望な若手ブラジル人を来日させ、活躍した後に上位カテゴリのチームへの移籍金で設けると言うビジネスモデルが成功したことで勢いに乗っている。
日本生活に慣れないブラジル人選手を日本生活が長いフェルナンジーニョがサポート役となって生活を支えるというフォローアップ体制もお見事。
そんなサポート体制も充実し、これからもブラジル人選手の獲得が増えるかもしれない。
昨年活躍した甲斐(→岐阜)、加藤(→群馬)、レオナルド(→新潟)はいなくなってしまった。
また、須藤監督も家庭の事情から退任し、高木監督がU-18からトップチームの指揮を執ることになった。
移籍加入では福村(岐阜)、ブラジル人のDFアドリエル、FWユリを獲得し、守備と攻撃に新たな力を加えた。
フェルナンジーニョを筆頭に、それ以外の選手はほぼ残留しておりJ2昇格に向けて磐石の体制となっている。
新たに獲得したユリとアドリエルが期待に応えるプレーをすればほぼ間違いなくJ2昇格争いに絡んでくるだろう。
不安は高木新監督の能力が未知数なのと、トレンドの移り変わりが激しいJ3で昨年と同様の戦い方が通用するかぐらいですかね。
フェルナンジーニョが実質的に鳥取の精神的支柱だと思うが、もうそろそろ現役生活も終盤を迎えるころかもしれない。

○カマタマーレ讃岐

昨年、チーム内にあった軋轢が上村新監督の就任会見で赤裸々に語られ、サッカー界隈に衝撃が走ったのが記憶に新しい。
JFL時代からチームを率いた北野監督が退任し、上村監督になって心機一転しての船出である。
ただ、フロント職員の大量退職などJ3初年度は非常に厳しい環境だ。
原(→熊本)、中島(→秋田)、岡村(→北九州)、佐々木(→山口)など主力が移籍によっていなくなっている。
その補充として西野(ガンバ大阪)、ペスヨン(北九州)、池谷(熊本)などを獲得し、他にユースからの昇格や大卒選手を獲得している。
大卒選手で即戦力になりそうなのは中村(阪南大)、渡辺(明治大)か。
残留した選手は30歳オーバーのレジェンド級の選手が多いためか、若い選手の獲得を積極的に行っていると考えられる。
長期政権だった北野カマタマーレがどういうチームになっていくのか、注目である。
秋田とは第2節で対戦する。
JFL時代には一度も勝てなかった丸亀で、今度こそは絶対に勝つ!

○ギラヴァンツ北九州

昨年は残念ながら最下位に終わった北九州だが、今年は山形などでJ1昇格を経験した小林監督を招いて再起を狙う。
選手をほぼ半分入れ替えるという決断が功を奏すか。
寺岡(長野)、岡村(讃岐)、國分(大分)など実力者を獲得する一方で大卒選手の獲得が光る。
中でも注目なのが、GK後藤(明治大)、ディサロ(法政大)二人を獲得している。
もしかすると、二人とも開幕スタメンで出るかもしれない。
ベテランと若手がバランスよく在籍し、本山や池元らの精神的支柱を中心にチームがまとまれるか。
北九州には我慢強いサポーターと素晴らしいスタジアムがあるので、昨年は最下位にいながら観客動員数ではJ3トップクラスだった。
素晴らしい環境のなかで今年は上位をキープしたい。
昨年はなかなか勝ち星を拾う事はできなかったが、サイド攻撃はなかなか強力であったのでひとつのきっかけで一気に上位に上がりそうな気配はある。
昇格請負人の小林監督がなんとも不気味。

0 件のコメント:

コメントを投稿