2015年2月1日日曜日

J3チーム戦力俯瞰~町田ゼルビア、AC長野パルセイロ、カターレ富山~

○町田ゼルビア

昨季のJ3序盤戦では、圧倒的な前への推進力と勝負強さで「J2昇格当確か?」とも思ったが、終盤に失速し、入れ替え戦を後一歩で逃した。

だが、相馬監督は早々に契約を更新し、土台作りの2014年から2015年を昇格の年と位置づけたようだ。

昨年の主力はほぼ残留。

新戦力としては、群馬から実績のあるGK内藤
新潟から昨季は大分にレンタル移籍していた若手DF増田はレンタル
札幌からDF松本、
町田出身で大分で十分な実績のあるMF土岐田
大宮から昨季は群馬で活躍したMF宮崎
清水から栃木へレンタルされていたMFイ・ミンス
反町監督時代に点を取りまくっていた印象のあるFW中村
千葉からFW戸島

大卒の新加入選手はゼロ
昇格を目標に据えた、J2で確固たる実績を持った実のある補強をしていると感じる。
特にMF陣はJ2基準の強力なメンバーになっており、MF庄司がレノファ山口へ移籍した理由も何となくわかる。

秋田は2年目の監督と補強の大失敗で失速したが、町田はしっかりとした補強で、間違いは起こさないだろう。

長野と共に、J3の昇格筆頭であることは明白だろう。


○AC長野パルセイロ

今季、一番強烈な補強をしている印象のあるパルセイロだが、
昨季は昇格を逃し、新スタジアムが完成したとあっては、何が何でも昇格したい気持ちがこもった補強をしている。

新戦力は、
昨季、得点を量産&ポスト盛岡に多大な貢献をしたFW土井
昨季の途中から加入しサイドからの鋭い突破をみせたMF山田が完全移籍、
若いが長年岡山の司令塔だったMF仙石がレンタル加入、
相模原不動のMF管野
長崎で活躍したMF金久保
京都からDF内野

これまでのパスサッカーを継続かつ発展させるため、確実かつ大幅に戦力をあげるための補強をしているなと感じる。

間違いなく優勝候補の一角だろう。
開幕早々に町田との対戦があるが、これは必見でしょう。


○カターレ富山

残念ながらJ2から降格してしまった富山だが、J3ではどのくらいの優位性を持つのかは始まってみないとよくわからない。

補強も非常に特徴的で、Jリーグからの加入は、
長年大宮を守っていたGK江角
松本からは昨季はJ22でも出場経験のある若いGK永井
鳥栖や札幌で長年活躍したDF日高の3人のみ

残りは、桃山大からFW中西
新潟福祉大からMF中田
富山U18のユース上がりMF馬渡の新規採用組を獲得した。

昨年、J2スタメン級で残った選手は必ずしも多いと言えない数だが、苔口、木本、大西等、これまで富山に貢献してきた選手は残ってくれているようだ。
残留した選手の多くは、J2での出場分数が100~1000分ほどの選手の模様

しかしながら、J3での優位性は当然少なくなく、新しい指揮官として迎えた、岸野監督の手腕によって化けそうなチームである。

YKKAPのスポンサー料も毎年減っていくようなので、フロント側もタイトな経営を迫られている雰囲気は感じるが、富山で絶大な人気を獲得するための足がかりとなるJ3元年になればいいのではないだろうか。


適当に書いてきた戦力俯瞰ですが、やっぱり適当でした。

前チーム調べましたが、昨年のJ3より全体的に1ランク選手層が厚くなってきていると思います。

昨年は接戦が多かったが、上位と下位の勝ち点差があり、勝負を決める選手の有無がはっきりしていた印象があるが、今年は更に厳しい試合が増えそう。

戦力的には長野と町田が少し抜け出ている印象があるが、それ以外のチームは正直、どうなるかわからない。

面白いリーグ戦になりそうな予感がしている。